結ばれない恋愛をあえて選ぶ男が多い

私の周りの友人達が最近暴走気味だ。暴走と言っても走り屋の方ではなく女に暴走する方だ。とにかく自ら自分の家庭をぶち壊してまで不倫や浮気に走る男が多い。

もちろん、相談を受けたときには私は必ず止める。しかし私と似ていて、私の友人達は絵に描いたような頑固者だ。自分が決めたら死ぬまで突き通す位の意思を持っていることは昔から承知だ。

不可能だと思っていても、こちらが折れるしかないのだ。

友人達の共通点は、出会った女との馴れ初めの場所が「出会い系サイト」なのだ。それもヤフーパートナーやエキサイトフレンズみたいなクリーンなサイトではない。ワクワクメール、イククル、ハッピーメール、大抵はこの3つから女を見つけ出したパターンだ。

俺は出会い系業界に詳しいから、これらの出会い系掲示板の裏事情は分かっている。皆、割り切り、サポート、パパ募集、愛人関係、金に絡んだ出合いを求める女ばかり。そこにあえて突っ込んで行き関係を持つ。勿論、初対面での肉体関係だ。客観的に見ればこんな関係から本気の恋愛などが長続きする訳が無い。

しかし、俺の友人達は既婚者にも関わらず本気になり会うたびに都度契約で出会う事に心から満足していた。女達は全て計算済み。中には本業がキャバクラ嬢なんてもいたらしい。彼女達は会話のプロ。男を引っ張るテクニックなんてのは1から100まで頭の中に入っている。当然、危ない予兆も引き際も心得ている。

男が暴走し始めたら忽然と消えるのだ。跡形も無く全てを消し去って。

このキャバ嬢に騙された男は、有り金を彼女に全てぶち込み、35年ローンで買った家を売却するハメになった。即離婚である。子供も取られ、今では日雇い労働の毎日だ。本当に悲惨な話である。

出会い系サイトと言うものは本気の恋愛が続くサイトとそうでないサイトをしっかりと見極めて利用しなければならない。